映像の仕事、好きだけど——その「だけど」の正体<キャリアの停滞サインを見極める>|Vookキャリア通信

映像の仕事、好きだけど——その「だけど」の正体<キャリアの停滞サインを見極める>|Vookキャリア通信

映像制作の仕事が好きなのに、なぜか満たされない。この記事では、映像業界で働く20〜30代がよく感じる「だけど」の正体を3つのパターンで整理します。

Vookキャリアのキャリアアドバイザー・運天です。
元テレビ業界のAD、その後人事を経て、現在はクリエイターのキャリア支援をしています。現場も採用側も経験したからこそ見えるリアルを、このコラムでお届けします。

「映像の仕事は好きなんですけど——」

キャリアの相談を受けていると、この書き出しをよく耳にします。後に続く言葉は人によって違いますが、共通しているのは「でも、これを誰かに言うのは気が引ける」という感覚です。好きで選んだ業界だから、弱音を吐いたら負けみたいで。

でも、その「だけど」こそ、キャリアを見直すタイミングのサインかもしれません。

映像業界でよくある「しんどい」の3パターン

パターン① 「疲れ」ではなく「停滞感」

忙しさは変わらないのに、成長している実感がない。新しいことを任されるわけでもなく、同じ作業を繰り返している。体は消耗しているのに、スキルが広がっていない感覚です。映像制作の現場でキャリアが停滞していると感じる方の多くが、このタイプです。

パターン② 「人間関係」ではなく「評価されていない感」

人が嫌いなわけじゃない。でも、自分の貢献が誰にも見えていない気がする。映像制作はチームワークが前提なぶん、個人の頑張りが見えにくい構造があります。「あなたがいてくれて助かった」という一言がなかなかもらえない職場で働いている方に多いパターンです。

パターン③ 「仕事内容」ではなく「将来が見えない不安」

今の仕事が嫌いなわけではない。ただ、5年後・10年後の自分が想像できない。映像業界はロールモデルが少なく、「あの人みたいになりたい」というキャリアの像が描きにくいのが現実です。漠然とした将来への不安が、しんどさの正体であることがよくあります。

この「しんどさ」は転職サインではなく、キャリアを考えるサイン

3つのパターン、どれかに当てはまりましたか?これは「今すぐ転職すべき」というサインではありません。むしろ、自分のキャリアを真剣に考え始めたサインです。

モヤモヤを放置していると、ある日突然「もう限界」になります。小さなうちに言語化して、次の一手を考えておくことが大切です。

「好きだけど、しんどい」から動き出した人たち

CASE 01 / 20代後半・男性|制作進行→エディター

テレビやCMの制作進行として現場を走り続けてきた彼が感じていたのは、「仕事は好きだけど、このまま進行をやり続けていいのか」という漠然とした不安でした。編集への関心はずっとあったけれど、専門職へのキャリアチェンジに踏み出せずにいた状態です。

相談を重ねる中で、「なりたい像」を少しずつ言語化していきました。自ら編集スキルを学びながらポートフォリオを作り込み、将来ビジョンを整理した結果、エディターとしての転職を実現。今は分野を横断しながらプロデュースにも関わる環境で、日々成長を実感しているそうです。

「難しい選択に迷うこともありましたが、最終的に自分の気持ちに正直に挑戦できて、本当に良かったと思っています。」

CASE 02 / 30代前半・男性|ビデオグラファー→配信ディレクター

新卒からブライダル映像の制作に携わってきた彼が転職を考えたきっかけは、腰の不調でした。「この仕事はずっと続けられない。でも、映像制作には携わり続けたい」——まさに「好きだけど、しんどい」の状態です。

「どこかに自分が働きやすい環境があるはず」という思いを丁寧にほぐしながら、面談を重ねる中で医療分野への興味が明確になっていきました。ポートフォリオの作り込みや面接対策を一つひとつ進めた結果、医療の発展に映像で貢献できるポジションへの転職を実現。「納得のいく転職ができた」という言葉が印象的でした。

「どんなことにも真摯に向き合っていただき、二人三脚で進めた印象が強いです。おかげで納得のいく転職活動ができました。」

2人に共通しているのは、「転職しよう」と決めてから動き出したのではなく、モヤモヤを言語化するところから始めたという点です。

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よくある質問

Q.映像業界でキャリアに悩んでいるのは自分だけ?

いいえ。Vookキャリアに相談に来る方の多くが、同じような「好きだけど、しんどい」という状態から相談を始めています。映像業界特有の構造的な問題が背景にあることも多いです。

Q.転職を考えていなくても相談していい?

もちろんです。「転職するかどうかわからない」という段階でのご相談が、実際には最も多いです。まず現状を整理することから始められます。

ADVISOR'S NOTE

「好きだけど、しんどい」という状態を一人で抱えている方がとても多いと感じています。その感覚を言語化して、キャリアの方向性を整理するだけでも、気持ちがぐっと楽になることがあります。このコラムが、その最初の一歩になれればと思っています。

「自分のケースはどのパターンに近いんだろう」と気になった方は、一度キャリア相談を試してみてください。映像業界専門のアドバイザーが、あなたの状況に合わせて一緒に考えます。相談は無料です。

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