日本の医師の9割以上、約34万人が活用する巨大なプラットフォームを運営するエムスリー株式会社(以下、M3)。
48兆円という日本の医療費問題にテクノロジーで挑む同社において、4年前に立ち上がったのがインハウスの動画制作チームだ。
わずか3名という少数精鋭でありながら、彼らが掲げる目標は「年間利益10億円への貢献」。
映像クリエイターが事業会社で働くことの本質的な価値とは何か。
圧倒的なスピード感を生み出す「アジャイル」な制作体制と、社内での徹底した「コミュニケーション」の流儀を、余すところなく語っていただいた。
エムスリー株式会社 CDO(Chief Design Officer)
大阪芸術大学映像学科卒業。株式会社ビズリーチにて、コミュニケーションデザイン室やデザイン組織の人事をメインとしたデザイナーサクセスにてチームマネジメントを担当。2020年4月より医療従事者向けサービスを運営するエムスリー株式会社にて、グループリーダー/プロダクトデザイナーとしてデザイン組織開発やプロダクトデザインに従事。 2021年4月よりCDOに就任。
この記事はYouTubeでのインタビューを元に編集したものになります。
YouTube版の方がより詳しく話していますので、ご興味のある方はぜひそちらをご覧ください。
エムスリー株式会社は、ビデオグラファーや映像制作者を募集しています!
ぜひそちらの方もご覧ください。
https://career.vook.vc/jobs/379
岡本:
本日はよろしくお願いいたします。
まず、M3という会社がどのような規模で、どんな課題に向き合っているのかを改めて教えていただけますか。
古結:
はい。
まず前提として、今の日本が置かれている深刻な状況からお話しします。
現在、日本の人口の3人に1人は65歳以上の高齢者です。

それに伴い、2024年の日本の医療費は約48兆円にまで膨れ上がっています。

国民一人あたりで見ても年間30〜40万円。
これは非常に大きな社会課題です。
M3は、「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと」をミッションに掲げています。

岡本:
そのミッションの中で、M3のプラットフォームはどのような立ち位置にあるのでしょうか。
古結:
日本には約35万人の医師がいますが、M3のサービスに登録している医師は34万人を超えています。

つまり、日本の医師の9割以上がM3のプラットフォームを活用しているということになります。
この巨大な医師基盤をベースに、現在、事業数は80を超え、グループ会社は100社以上に達しています。

この基盤を使って医療の変革を加速させているのが、我々M3という会社です。
岡本:
インハウスの動画チームでは具体的にどのような動画を作られているのでしょうか。
古結:
様々な動画を作っておりますので、ぜひYoutubeのM3のChannelにて見ていただきたいのですが、
例えばサービスの説明動画でアニメーションで表現するものや、
制作事例1:患者さんが利用するアプリの紹介。さあ、はじめよう。デジスマ診療
お医者様をインタビューして事例を見せるような動画を作っています。
制作事例2:インタビュー動画【感謝の手紙】江原町皮ふ科 高河先生インタビュー | エムスリー
岡本:
その巨大な組織の中で、動画チームはどのような目標を掲げているのですか。
古結:
現在、制作メインのメンバーは実質2名、私を含めて3名という体制ですが、我々が掲げているのは年間で「利益貢献10億円」という非常に高い目標値です。

岡本:
クリエイティブチームが「利益」を目標にするのは非常にユニークですね。
具体的にはどのように算出されているのでしょうか。
古結:
M3では、クリエイティブを単なるコストセンターとは考えていません。
例えば、ある動画を活用したプロジェクトで大きな利益が上がったとします。
もしそのプロジェクトが「動画がなければ成立しなかったもの」であれば、その利益実績を動画チームの貢献分としてカウントするという考え方をしています。
最初は1億円からスタートしましたが、試行錯誤とアップデートを繰り返し、現在は10億円という数字を追いかけています。
動画を作ることがゴールではなく、それによってどれだけ事業の売上や利益に寄与したかを追求する。
この「事業としての責任」をクリエイター自身が背負うことが大切だと考えています。
岡本:
少人数でそれだけの成果を出すために、社内でのコミュニケーションにおいて何を重視していますか。
古結:
「社内でのコミュニケーション」こそが、インハウス動画チームの生命線だと思っています。
インハウスのクリエイターは、単に「言われた通りに作る」人であってはなりません。
我々が重視しているのは、相手の話を深く聞くヒアリング力と、自らが相手のために価値を提供する「ギバー」としての姿勢です。
岡本:
具体的にはどのような立ち回りになるのでしょうか。
古結:
社内からは「動画を作れば何でも解決する」という「魔法」のような期待で相談が来ることがあります。
しかし、我々はそれをそのまま鵜呑みにはしません。
課題を深掘りした結果、「それは動画ではなく、テキストやUIの改善で済む話ですよね」とあえて作らない提案をすることもあります。
映像のプロだからこそ、「困っている事業担当者を助けるために、動画をどう最適に使うか」を対等に議論する。
動画がどのようなシーンで使えるのかというのをしっかりと共有することもしており、そうすると結果としてそのあと相談に再度来ることが多くあります。
採用イベントのコマーシャル映像【Designship2025】 M3デザイングループ PROMO
岡本:
医療という専門的な分野を扱う上で、制作メンバーには高度な専門知識が求められるのでしょうか。
古結:
よく聞かれますが、医療の知識は最初から全くなくても大丈夫です。
実は、現在のデザイン組織26名のうち、医療業界出身者は一人もいません。
映像チームも同様で、全員が入社してから学んでいます。
医療の知識は、事前に勉強するのは無理なので、入社してからで大丈夫です。
私も日々勉強しています。
岡本:
知識よりも重視している素養は何ですか。
古結:
私がいちばん求めているのは、「何かに熱中できる人」です。
いわゆるオタクとか、ギークとか、マニア気質な人ですね。
ジャンルは何でもよくて、とにかく「これが好き」と言えるものがある人とは、ぜひ一度お会いしたいです。
何かに熱中できる人って、だいたい“熱中する癖”があると思っていて、ひとつのことを突き詰めてやり切れる人が多い。
そういう人は、きっとチームにもフィットすると思っています。
映像の技術については、編集ができることは必須ですが、撮影などは、僕たちと一緒に学んでいく、というスタイルでもまったく問題ありません。
また、医療というテーマに対して、最初からものすごく強い課題意識を持っていなくてもいいと思っています。
それよりも、「何かしらの課題を解決したい」と思えていること自体が大切だと考えています。
岡本:
最後に、M3動画チームが描く「今後の展望」についてお聞かせください。
古結:
私たちが大切にしているのは、まず 事業を伸ばすことへの貢献、いわゆるビジネスへの貢献です。
既存の事業もそうですし、新しい事業も動いているので、そうした取り組みにビジネスとしてしっかり関わっていきたいと思っています。
もうひとつは、ブランドへの貢献です。
現在18か国で展開しているのですが、M3というブランドをさらに広めていくうえで、動画はコアになる存在だと考えています。
動画チームが立ち上がってから、もう4年が経ちましたが、これから先、動画の活用はまだまだ広がっていくはずです。
だからこそ、ぜひ一緒に取り組んでくれる方を大募集しています。
カジュアル面談も行っているので、少しでも興味を持っていただけたら、気軽にご連絡もらえるとうれしいです。
岡本:
M3さんで働くことは大変面白いことだと思いますので、ぜひご連絡ください!
今日はありがとうございました!
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